頭皮の痒みがひどく、炎症が起こってしまう頭皮脂漏性皮膚炎。

私は、この皮膚炎に15年以上も悩まされました。

頭皮の脂漏性皮膚炎は、皮膚に常にある「マラセチア」というカビ(真菌)の一種が、増殖しすぎることで、痒みや炎症が起こってしまう皮膚炎です。



異常にマラセチア菌が増殖してしまうと何が起こるかというと、脂漏性というだけあって、「脂が出すぎる」ために、白いかさぶたができます。

私の場合ですが、炎症している頭皮の上に、白いかさぶたが脂のように覆うために、痒みが爆発してしまい、その白いかさぶたをはがしたくなります。

下の写真のように…


白いかさぶたをはがすことで、どんどん頭皮が荒れていき、しまいにはハゲもできてしまうくらい恐ろしい皮膚炎です。

私はこのブログで、炎症が起こってしまったり、痒みがひどい場合は、必ず専門医に診ていただくことをおすすめしています。

なぜなら、頭皮脂漏性皮膚炎と思っていても違う皮膚炎だったり、他に原因があることもあるので、それは自分で判断ができないことも多く、やはり専門の皮膚科医の診察が必要だと思うからです。

私の場合になってしまいますが、皮膚科でだされる薬がめちゃくちゃきつい時があります。(以前の記事でも書きましたが)

特にこの「グリジールスカルプローション0,05%」


これは、もうすごい強いです。

なんなら脂漏性皮膚炎で炎症が起こっている頭皮につけると

「じんじん、くらくら、ズッキンズッキン」

するくらいめちゃくちゃきついです。


薬のことを何も知らない私でも、

「この薬やばい」

と肌で感じちゃいます。

特に液体なので、浸透力もあるのだと思います。

どれくらい強いステロイド剤なのか!? と調べてみました。


上記写真を見ると…

「クロベタゾールプロピオン酸エステル」という文字が書かれています。

よくわからない横文字ですが、これがいわゆるステロイドです。

そして、第一三共ヘルスケアさんのサイトに掲載されているステロイドの強さを表す図を見てみると…






この「クロベタゾールプロピオン酸エステル」という成分は、ステロイド剤の一覧の中で

「最高の強さ」

そりゃ、じんじんするわけだ。

ステロイドの中でも一番きついお薬ということがわかります。

調べてみて、とっても怖くなったのと、使って頭皮がじんじん、ドキドキしてしまうのも怖かったので、使用はすぐに辞めました。

さらに私の場合ですが、この最強に強いステロイド剤「グリジールスカルプローション0,05%」を使ってもほぼ良くならず猛烈な痒みがおさまらなかったからです。

皮膚科の薬が強すぎるけど、効かない。

でも炎症が起こってしまって痒みがひどく、頭皮から血もでてしまうくらいひどい時、藁にもすがる思いで私が頼ったのは市販のベトネベートN軟膏でした。



これは、耳の後ろがひどい炎症になってしまった時に使っていた市販のステロイド剤です。


耳の後ろがこんなひどい炎症になった時に、一時的に使っていた薬です。

ベトネベートの成分「ベタメタゾン吉草酸エステル」は、ステロイド剤の強さの表の中では、「強い」に属していますが、先程の「クロベタゾールプロピオン酸エステル」に比べると、

〝最も強い〟〝とても強い〟の次のランクになので、全5段階の中でいうと3段階目でちょうど中間クラスの強さになります。

実際に使ってみても、クラクラ、じんじんするほどの痛みは感じませんでした。

私が一時的にでも、頭皮脂漏性皮膚炎の炎症がひどい箇所に塗っていたのは、ベトネベートが液体でないことも大きかったです。

冬場は、特に液体の薬をつけるのは寒く、風邪の原因になってしまいます。


ベトネベートNは軟膏なので、頭も寒くならずに、炎症を起こしてしまったところに塗布できます。

ただ、軟膏なので、どうしてもベタついてしまうので、そこは注意です。

どうしても痒みがひどい時は、市販のベトネベートN軟膏も試してみてください。

あとは、頭皮のバリア機能を回復し、炎症をおさえて、保湿をしっかりしてくれる頭皮美容液「すこやか地肌」をシャンプー後、半乾きの時につけて、ドライヤーで乾かすようにしていました。

頭皮脂漏性皮膚炎がひどくなる時は、頭皮に炎症が起こっているので、頭皮のバリア機能を回復してくれる頭皮美容液は、本当に欠かせないものになります。



暖房などで乾燥も加わって、頭皮の痒みがひどくなるこの時期、ご自分にあった方法をみつけて、頭皮脂漏性皮膚炎を乗り切っていきましょう。

ということで、私の場合は、皮膚科で出された薬がめっちゃきつかったので、市販の薬に頼ってみたところ、結果的にはそれが成功しました。

ただ、最初にも書きましたが、まずは皮膚科で受診して、処方される薬についてもしっかりと説明をしてもらって、リスクもわかった上で皮膚の反応を見ながら医師の処方する薬をまずは使ってみるのが最適かとは思います。みなさんの参考になれば幸いです。



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