脂漏性皮膚炎で悩んでいた頃

頭皮の脂漏性皮膚炎で悩んでいた頃は

毎日のようにこんな感じでフケといいますか、頭皮をむいてしまっていました。



脂漏性皮膚炎とは、頭皮や顔面に症状が出る皮膚炎ですが、私の場合は頭皮に発症しました。

最初は、ただただ痒くなってフケが大量にでてきてしまたので、皮膚炎とは思わず、清潔にしなくては恥ずかしい…と思っていました。

その症状がかなり長く続き、そのうちに痒みから頭皮をかきむしってしまい、フケが大量にでるし、頭皮の皮をむいてしまう状態になりました。

同じ症状の方はわかると思いますが、痒み→頭皮をむくことで痒みが一瞬おさまる→血がでる→かさぶたになる→そのかさぶたもむく→血がでるまでかく→痒くなる

という悪循環です。

頭皮をむく、フケがでるということは女性としてもとても恥ずかしいことで、頭皮をむいてはいけないとわかっていても、痒みから頭皮にどうしても手がいってしまいました。

ジャケットやスーツで黒や紺色を着ている時は、いつも肩にフケが落ちていないか心配でした。

頭皮に良いというシャンプーを探して、高価でしたが買いましたが、全く良くならず、さらにひどくなっていくので、皮膚科に行き診察してもらうことにしました。

■皮膚科で言われた病名

皮膚科で医師が、私のフケを顕微鏡で見て病名と症状を説明してくれました。

「脂漏性皮膚炎です。何かの刺激やストレスなども原因となります。
頭皮の皮脂が多すぎるために頭皮に炎症が起こっています。
真菌というカビの一種です。完治するのに２年以上かかりますよ」

ただのフケだと思っていた症状が、カビが原因の皮膚炎だったこと。

さらに過剰な脂が原因だったこと。

本当に意外で驚きました。

私は、頭皮が弱くてかゆくなったり、荒れているのだと思ったのですが、過剰な脂が出ているとは夢にも思わなかったのです。

だから、頭皮に優しいシャンプーばかり使っていたのに、全く良くならなかったのは「過剰な脂」をとりきってなかったということだったのです。

それが分かってとても良かったのですが、医師は具体的なことは言ってくれませんでした。
例えば、生活のこととか、シャンプーのことなども特に言われずに、ステロイドの液体の薬と、塗り薬、ビタミン剤を二種類処方されました。

塗り薬↑

液体薬

飲み薬↑

頭皮にかゆみがでてから、皮膚科にかかるまでに時間がかかってしまったことも、私の頭皮脂漏性皮膚炎を長引かせる原因だったと思います。

最初、フケくらいだからと、仕事が忙しいこともありましたが、「頭がかゆいだけで皮膚科に行くなんて」という気持ちもありました。

その後、発症してから15年間もかかり、やっと完治した私の頭皮脂漏性皮膚炎ですが、皮膚科にかかってからもなかなか治らずに根本的に変えていかなければならないことが沢山ありました。

私が取り組んだというか、変えていったことは大まかに言うと、この４つです。

①食生活の改善 ②生活習慣の改善 ③ストレスの軽減 ④自分にあった頭皮ケア

現在では、頭皮脂漏性皮膚炎も完治してこんなきれいな頭皮の状態が続いています。
夢みたいです。


こうして振り返ると、頭皮脂漏性皮膚炎のおかげで今の私があるのかもしれません。
痒みがあったり炎症があった時には、本当に辛くて泣きながら悩んでいましたが、自分自身を気持ち良く生きていく方向に変えていけたかもしれません。

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