髪は長い友ですよ

【京都在住　50代　・ヒデ】



　髪の毛は、あっという間に消えてゆく、あの時のことが走馬灯のように蘇る。



　あれは、まだ、たくさんの友だちに囲まれた１０代後半でした。



なんだか、頭がかゆくて、よくふけが出ていたのを覚えています。



その時は、まだ自分は大丈夫、関係ないと高をくくり、友人をないがしろにしていた。



２０代前半、徐々に友達が去ってゆく、頭を洗うと大量にからまる。



これは、頭を不潔にしているからだと思い、毎日洗うようにする。



当時は、悲しいことに脱毛で医者に行くという発想がなかった。



状況は、頭がべとつき、痒い状態が続いていた。
当時、すっきりする毛穴まで、洗浄するというサクセスというシャンプーを使う。



すっきりするが、べたつき痒みは残る状況であった。



で、友達は、さらに去ってゆき、額が広がり、毛が細くなる。



３０代後半、シャンプーを継続するが、妻から「頭の皮膚が赤くなっているよ」



の一言で、我に返る。しかし時すでに遅し去ったものは、戻らず。



４０代になり、巷でAGEのことを知り、最後の頼みと駆け込む。



医師の一言、もう無理です。その年では無駄に終わりますの宣告。



これで、無駄なあがきであったことを悟り、考えずに過ごす。



今、幸い４０代から目立った進行なく、毛自体が太くなっている。



この間は、あまり気にせず、規則正しい生活と良い食事に心がけ、



刺激の少ないシャンプーを使うことにした。



効果があったのか、頭皮の赤身もなくなり、痒みもなく、



今のところ何とか少数精鋭で長い友達付き合いをしてくれそうである。



思うに、若い人は、自己判断でなく、早期にAGEの治療をすべきである。



そして、できる限りストレスなく、規則正しい、質の良い食事をとることが、



対策になるのではないでしょか。



経験してわかる、本当に髪は、長い友ですよ。

管理人まさみからの一言

ヒデさん…体験談ありがとうございました。

なんだか物語のような詩のような情緒のある文章ありがとうございました。

頭皮のことは、すぐ医者にかかることをためらってしまいますよね。

かゆみやフケでも、専門医にみてもらうことでそれ以上の悪化を防げたりします。

とても、お言葉身にしみました。

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